フェイスブックに心動かされる記事が投稿されていたのでシェアします。

『人間の可能性は無限なんだ!』
ということがわかる『心温まる話』を紹介します。

 

ヘレンケラー。

目が見えない、
耳が聞こえない、
話せない…

三重苦という
完全なる闇を
抱えながら、

アニーサリバンという
最高の師と出会い、
世界の福祉制度を変えた、
誰もが知る偉人です。

今から私が
お話しするのは
ヘレンケラーの
ことではなく、

100年ほど前に
アメリカの
ニューイングランド州の
病院に勤めていた、

一人の
『お掃除のおばさん』
のお話です(^^♪

__________

おばさんの働く病院には、
『緊張型精神分裂症』
と診断された
9歳の女の子が
入院していました。

女の子は幼くして
両親と生き別れ、

弟と一緒に
施設に引き取られたのですが
弟もほどなくして亡くなり、

大きな悲しみに暮れた少女は
そのショックから
視力を殆ど失って、

追い打ちをかけるように
この重い心の病に
かかってしまったのです。

著名な医師たちが
彼女を診断しますが、
治る見込みはない、
ということでした。

当時は精神障害に対して
差別も色濃かった時代であり、

彼女は一日のほとんどを、
鉄格子のついた病室の
ベッドに横たわって
過ごしました。

笑うことも、
言葉を発することもなく、

ただ死を待つばかりでした。

おばさんは、
少女の部屋の周りを
毎日掃除しにやってきます。

おばさんにも、
同じくらいの年の
娘がいるので

不憫に思いながら…
時折声をかけてみます。

『元気?』
「……」

『いいお天気だよ。
あんた、今日も
全然食べてないじゃない』
「………」

『少しは食べて
元気出さなきゃね』
「・・・・・・・・・」

少女は表情一つ
変えることはありません。

そこでおばさんは、
毎日病室の前を去る前に、

ちょんちょん、
とホウキの柄で
少女の肩を優しく
つついてあげることにしました。

直接触れることは
できない、

でもホウキなら…
『明日も来るからね』
ちょんちょん。

『ご飯持ってきたよ』
ちょんちょん。

『さあ、今日も廊下を
きれいにしておいたからね』
なでなで。

鉄格子の間から
ホウキを差し入れて、
そっとつついたり撫でたり。

そんなことしか
してあげることは
できませんでしたが、

それでも何かせずには
いられなかったのです。

それから三か月ほど
経ったある日、
小さな変化が起きました。

おばさんが
病室の前に行くと、
いつもベッドに
横たわっていた少女が、
座っているのです。

『あれ!
今日は顔色もいいじゃない!
具合がいいの?』
「……」

『良かったね、
今日はおばさん、
張り切ってきれいに
しておくからね』
「………」

『また明日ね』
ちょんちょん。

それから少女は、
少しずつご飯のお盆を
手で受け取れるようになり、

ほんの一言ずつでしたが
言葉を発するようになり、

弱視ながら
視力を取り戻して、
笑顔まで
見せるようになりました。

偉い医師たちが
匙を投げた少女は、
やがて奇跡のような
回復を遂げていったのです。

それから約10年後。
この病院の院長は、
アラバマ州から来た
紳士からある相談を受けます。

紳士の子どもが
重度の障害児で、
世話をしてくれる人を
探しているというのです。

その頃、あの少女は
19歳になっていました。
院長は自信を持って、
彼女を紳士に紹介しました。

彼女の名は、
アニーサリバン。

病室で
ただ死を待つだけだった、
あの少女です。

ヘレンケラーの
世界的偉業は、
アニーサリバンの存在が
あったからこそ、

という事実は
私たち誰もが
知るところですが、

ではそのアニーサリバンは
誰によって
未来への扉を
ひらかれたのでしょうか。

ホウキの先ほどの、
小さな愛。

どんな大木も、
たった一粒の種から生まれ、

どんな大企業も、
たった一人の志から
始まります。

私たちは、
『いい世界を創ろう!』
などと聞くと、

『私なんかに
そんな大きなことは
できない…』

と思ってしまいがちですが、

あなたのたった一言、
たった一つの
愛の行動が、

今日もあなたがいる
場所の片隅に
あたたかな火を灯し、

やがて世界を変える
大きな力に
なるかもしれません。

『今日は
どんな一歩を
踏み出しますか?』

 

という内容でした。

 

私も、
人生を笑顔にするための一歩を
微力ながら踏み出し歩んでいます。

ツイッターの一言でも、
ブログの一記事でも、
1動画でも、

それが、人生を変えるきっかけになれば
そこから大きく発展していきます。

そんなことで簡単に人生が変わるのか?
そうです、人生を変えるのは大変です。

でも、最初はほんの小さな一歩からの出発です。
そして、それを毎日毎日継続していくことです。

すぐに結果を求めたら、心が折れます。
結果を求めないで、信じてやるだけです。

忘れたときにきっと結果が出始めます。

5月5日の子供の日に、幼子のような純粋な心に
立ち返った還暦前の男のたわごとでした。