宿命と運命は違う

あなたは、人生は宿命で決まっていると思いますか？

「人生のほとんどが宿命で動かされている」と断言する人もいます。

逆に、「人生のすべては自分次第だ！」と断言する人もいます。

実際はどうなんでしょうか？

宿命と運命は、よく似た言葉なので同じような意味で使われることが多々あります。

しかし、宿命と運命は全然違う意味なんです。

幸せな人生を創るためには、この違いをはっきりと知る必要があります。

宿命と運命は違います。

宿命は変えられませんが、運命は変えることができます。

運命学で「命」とは、あなたの生まれ持った運や才能、気質、タイプなど、あなたの「個性」のことです。

宿命は「命が宿る」と書きます。

つまり、宿命とは、あなたの中に個性が宿ったことを意味します。

これは、日本人として生まれたとか、男として生まれたとか、自分の両親とか、自分ではどうする事も出来ない、生まれつき決まっていて変えられないものです。

財運のある人ない人、出世運のある人ない人、生まれ持った運気は宿命です。

個性や才能なども生まれ持ったものであり、宿命です。

自分では選べない、自分ではどうすることもできないものが宿命です。

人生で体験する出来事の中にも、宿命によるものがあります。

体験するすべての出来事が宿命ではありませんが、あなたが人生で体験しなければならない出来事が宿命的にある場合もあります。

自分ではどうすることもできない宿命は確かにあります。

しかし、宿命で人生が決まるのではありません。

運命という字を見てください。

「命を運ぶ」と書きます。

では誰が運ぶのでしょうか？

それはあなた自身です。

運び方は宿命で決まっているのでしょうか？

いいえ、決まっていません。

運び方はあなた自身で決めるのです。

運び先は宿命で決まっているのでしょうか？

いいえ、決まっていません。

運び先はあなた自身で決めるのです。

運び方と運び先は自由に選べます。

ですから、運命は決まっていません。

運命は自分で創っていくものです。

つまり、

生まれまれ持った運は個性であり、その個性で人生のすべてが決まるのではありません。

その運、個性をどう補い、どう生かすかで人生が変ってくるんです。

さらに、その個性を使って、どのような人生を創っていくのか、

それは、完全に「あなたの自由」です。

人生は自分自身で創ることができます。

「創命」できるのです。